ワンドロップはバングラデシュで教育支援を行う任意団体です
2010年に8名のメンバーでスタートしました
2016年にバングラデシュのコミッラに平屋の小学校が完成し、1年生20人からスタートしました。現在は3階建て5学年100名規模の学校になりました
コロナによる学校閉鎖ののち、経済が落ち込み学校を止めて働く生徒がでました。現在82名の生徒が在籍しています。(2022.07)
ワンドロップの活動に興味を持っていただいた方はぜひご連絡ください。
日本での活動は、バザーや写真展のイベント、講演活動等々を行なっています。
活動予定が変更になることがあります。
参加希望等で詳細や変更情報についてはお問い合わせ下さい。
第24回スタディツアー報告会
2月25日(日)
現状報告
(1 (1)今後のワンドロップの支援の在り方
「ニュースレター」や「ひとひら通信No8」でお知らせしていますが、ワンドロップの支援の在り方が変わります。最終目標である現地主導の学校運営に移行するという提案をしました(2023年8月)。具体的には、2024年からワンドロップはランチ費用名目での支援はしない。2025年からは職員給料の支援もなくなる、というものでした。
今年2月に現地パートナーのタリクさんとの話し合いでは、「日本の支援がなくなればランチを停めなければならない」という返事でした。ランチがなくなると子どもたちはとても困ります。
そこで、2023年にワンドロップが支援したランチ費用を今年も募金として納めるという提案をしました。つまり、2024年のランチについては、現地主導に移行していくという努力は期待できないという残念な結果になりました。
来年2025年には職員サラリーを現地負担にできるか否かはとても悲観的です。現地の努力が見込めない場合、学校は閉鎖せざるを得ません。
(2)子どもたちの様子
学校の教育目標を先生や保護者にも説明できた今、先生らの意識が少しずつ変わっているように思います。生徒数は65人ぐらいになって激減していますが、その分、子どもたちへの指導は細やかになっています。今回も、タイトなスケジュールの中、運動会、入学式、卒業式を無事に実施することができました。とてもいいイベントができました。日本人による、美術工作の授業も楽しんで取り組めました。今回は各学年にカレンダーを作成しました。
ただ、私たちでは解決できない暗い場面にも出会いました。卒業後、行く場のない女子。小さい子どもと年老いた父親の世話をしなければならない女性徒。卒業生で7年生の女子は急に親から学校をやめろと言われている。数人の卒業生を街で見かけた。店の使い走りをしていたり、バイクタクシーの運転手だったり、肥料の重い袋を担いで生活費を助けている男子だったり……。
(3)その後のワンドロップ小学校の様子
今回ツアー参加者の一人、陽子さんが60日のビザを取って今も現地に滞在しています。彼女の「バングラデシュ日記」から現地の生き生きとした様子が伝わってきます。フェイスブックのブログでシェアしていきますのでご覧ください。
2024年からワンドロップの募金活動をひとひらキャンペーンに絞ります。
この支援金には従来のランチの費用も含まれています。なにより、現地の独立運営を目指して、今までどおり、ランチも文房具も制服もすべて無償の学校で子どもたちが楽しく学べる学校を目指しています。
是非、継続的な学校のサポーターになってください。子どもたちが楽しく遊び、学べる学校をいっしょに造りませんか。
サポーターの皆さんに、毎年1回ひとひらレポートをお送りいたします。現地の様子、活動を報告する年間活動報告書です。ひとひらレポートNo.8がただいま配信中です。